22巻 特集-賛助会員の声3

【22巻,賛助会員の声】

 

社団法人 繊維評価技術協議会の新しい加工マークの紹介

 

製品認証部

 

1983年に発足し、抗菌防臭加工や制菌加工に関するSEKマークでご愛顧いただいているJAFET(繊維製品新機能評価協議会)が、今年の6月に(社)繊維評価技術協議会と統合し、ISOガイド65(国際製品認証機関)の取得を目指しながら、公益法人としてより責任のある認証活動をスタートさせております。

 

現在、認証しているマークは次ページに示す4つのマークです。これらのうち、最近展開しつつある新しいマークについてご紹介させていただきます。

 

☆WHSマーク

 

 WHSはWet Treatment andHome laundryStandardという造語の頭を取ったもので、水系の商業または家庭洗濯に対応できるアパレル製品に付与されるマークです。クリーニング業界で使用する溶剤は、発ガン性、地球温暖化問題などの懸念で、世界各国で規制が厳しくなりつつあり、水系洗濯が増加しつつあります。また、クリーニング業界でも、溶剤では水系の汚れの除去が困難なため水系処理と併用をするとか、水系洗濯を訴求する業者が増加しつつあります。WHSマーク付与製品は水系洗濯で型崩れしないように様々な工夫がなされています。しかし、一般のウール製品は水に濡れると伸びて形状が壊れてしまいます。本来、この伸びた製品をアイロンで縮めつつ仕上げる必要がありますが、綿やレーヨン素材と同じようにアイロンで伸ばして仕上げするため、本来の正しい形状にはほど遠いミゼラブルな状態となっているケースが多いことがわかりました。このため、WHSマーク付与製品の拡販以前に、クリーニング業者にアパレルの知識、仕上げ方法をお伝えし、正しく水系洗濯及び仕上げができる技倆(リョウ)をもった人を養成することが急務と判断致しました。そして、このような人を配するクリーニング業者を指定させていただき、消費者に便宜を計らえるよう「WHS指定クリーニング」制度の導入を今8月より予定しております。

 

☆消臭マーク

 

世の中には多数の消臭加工製品が溢(アフ)れております。これらのほとんどが、機器分析結果に基づいて消臭効果を判定しております。人間の臭覚は機器に比べはるかに微量の臭気成分にも反応するので、機器ではよくても実際に臭気が残留し「臭う」と指摘されるケースも多いと判断されます。当協議会では、消臭効果を機器のみに頼るのではなく、官能評価試験と機器分析試験の両方に基準を設けております。さらに、消臭性能のみならず効果の耐久性、加工の安全性や品質管理に対する基準にも合格した製品にのみ「消臭加工マーク」を許諾しております。
不快臭は「汗臭」「加齢臭」「排せつ臭」「タバコ臭」「生ごみ臭」の5つの臭気区分に分類され、前3者への加工製品はすでに上市されております。残り2者についても本年中に基準作りと製品の上市を目指しております。

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