第32号 巻頭言

新体制で飛躍する被服衛生学部会

 

成瀬正春

 

金城学院大学生活環境学部

 

 被服衛生学部会は、部会員の皆様のご協力とご支援をいただきまして、この4年間で数々の改革を行って参りました。

2009年度におきましては、山崎和彦先生を中心とした編集委員会の皆様によって、被服衛生学部会会報が「被服衛生学」へと刷新されました。その変更点は、査読有りとする論文を掲載していただけるようになったことです。この改革により、部会機関誌の質の維持向上とともに、大学院生や若手研究者の投稿の機会を活発化することができるようになりました。

2010年度におきましては、被服衛生学部会会則の変更を行いました。日本家政学会の新法人化にともない、日本家政学会の「定款」および「部会運営規程」が改定されました。これにそって、被服衛生学部会会則を被服衛生学部会規約に変更しました。被服衛生学部会会則は完成されたものであり、日本家政学会の各部会が規約を作成するにあたって、我が部会の被服衛生学部会会則がひな形として日本家政学会に評価されました。被服衛生学部会の諸先輩の先生方の御業績に敬服する極みです。おかげさまをもちまして、部会活動自身に大きな影響を及ぼすような変更をする必要は全くありませんでした。

2011年度におきましては、被服衛生学部会誌発行30周年を記念して、菅井清美先生、諸岡晴美先生、三野たまき先生、平林由果先生を編集委員とした記念誌「アパレルと健康-基礎から進化する衣服まで-」を、日本家政学会被服衛生学部会編として発行しました。37名の部会員の執筆者によるご執筆により、立派な記念誌を発行することができましたことを嬉しく思います。部会員の皆様のこれまでのご研究のもとに、ご専門の分野をご執筆いただき、今後、被服衛生学を学ぼうとする若き研究者への指針の書となりました。部会員の若き研究者の皆様には、現在、取り組んでおられる研究をご紹介いただきました。そのご研究に関して広く会員の皆々様のご批判とご助言を頂戴できるきっかけとなればと願っています。

 2012年度におきましては、新部会長を選挙で決めるための内規作成に着手しました。多くの議論を経た上で、部会員の合意を得る部会長選挙に関する内規を作ることができました。部会員の皆様のご協力の基、この内規に従い部会長選挙を実施いたしました。その結果、2013~2014年度の新部会長として、京都女子大学の諸岡晴美先生が選出されました。2013年4月より、新体制で被服衛生学部会がスタートします。諸岡晴美先生を中心にして、被服衛生学部会のさらなる飛躍が期待されます。

 エコライフ、スポーツウェアー、クールビズ、ウォームビズ等々、衣服の機能性を求める最近の社会の動きには、目を見張るものがあります。被服衛生学部会には、社会へ適正な情報を発信する責務と期待が寄せられています。同時に、被服衛生学の将来の展望を提示する社会的役割を担っています。歴史と実績のある被服衛生学部会の部会長を、2009~2012年度に渡り微力な小生が務めさせていただきました。微力な小生をお支えくださいました部会役員および部会員のすべての皆様に心よりお礼申し上げます。行き届かなかった点が数多くございましたことは自覚しておりますが、部会員の皆様方の寛容なお心で御容赦いただければ幸甚に存じます。

被服衛生学部会の益々の発展と会員の皆々様の益々のご活躍を祈念します。

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